巻き爪などの爪トラブル(陥入爪・爪甲鉤彎症)に共通した様々な原因と予防方法

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巻き爪の原因は人それぞれ

巻き爪の原因は人によって様々で、それぞれの原因を理解し、自分自身にあった予防対策を行うことが求められます。放置することは巻き爪をはじめ、陥入爪、変形爪(肥厚爪・爪甲鉤彎症)を悪化させ、痛みが酷くなったり、場合によっては化膿してしまうケースも見受けられます

足指は神経がとても密集している部位なので、少しの傷が強い痛みに感じてしまいます。走れていた人が、走れなく。歩けていた人が、歩けなくなるほどの痛みにもなることがあります。

満足な健康的生活を送り続けるためにも、巻き爪などの爪トラブルは早期予防・改善が望まれます。

今回は巻き爪に良くある原因とその予防方法について説明していきます。

原因①:爪は長くても、短くてもいけない

巻き爪の原因として普段のご自身での爪ケアが大きな問題だったりします。

では、さっそく質問です。爪の正しい長さを答えられますか?明確には知らないんじゃないでしょうか。

結論、深爪にならないよう、爪の長さを指の先端と同じぐらいに整えるのがベストです。爪先の角は少しだけ整える程度に丸みをつけ、爪の形を四角い形いわゆるスクエアカットにします。

爪切りはおおよそ3~4週間に1度の頻度で行います。深爪による陥入爪も注意が必要ですが、深爪はいけないからといって爪をかなり長くのばしている方が見受けられますが、長すぎる爪も巻き爪の原因になりますので、前述した正しい爪の長さに日頃から整えることが望ましいです。

原因②:靴による爪への過剰な負荷

巻き爪は普段良く履いている靴による影響を受けて生じます。

世の中には様々な種類の靴があり、見た目には華やかな靴のデザインでも足にとって安全かどうかという点では考慮されていないケースが目立ちます。

女性であればパンプスやヒールが原因でつま先が圧迫されて巻き爪の他、外反母趾などの足のアライメント異常(骨格の変形異常)がよく見られます。男性であれば革靴や安全靴がビジネスシーンでよく使用されていますが、素材が硬いものや靴先が細身であるなどし、これも同様にアライメント異常も起こしやすいとされます。

サイズの問題もそもそも適切でないことも散見されます。大きめのサイズだと、靴の中で足が滑り動くことで慢性的な圧迫や衝撃によって爪が肥厚したり変形する方も多くいらっしゃいます。靴が当たって痛いからという理由で大きめの靴に変えたり、紐をほどいて緩く履く方がいますが、それはかえって逆効果。より症状を悪化させかねません。

靴を選ぶときは、靴の中で足の指先が動かせるぐらいゆとりがあるものにします。つま先は、大体0.5~1cmぐらいの余裕があるのが理想とされています。
ヒールが3㎝以上の高さがある場合は、履く時間や日を限定するなど工夫して、できるだけ足に負担をかけないようにするのが良いです。

ひも靴を履く時のポイントは、まずはかかとを合わせることです。かかとを「トントン」と地面に当てると、かかと位置が合わさります。それから靴ひもを指先側からたるみが出ないように結び、足の甲でしっかり固定するようにしましょう。靴ひもをゆるめに結んだまま、ほどかずに着脱をするのは足と靴が一体化されていなく緩い証拠です。

歩いている時は、地面からの衝撃によって足腰や膝、股関節に負担がかかりやすくなります。かかと部分がしっかりとした靴を選ぶように心がけましょう。

原因③:足自体の問題が巻き爪を生む

巻き爪患者様に多い外反母趾や扁平足、ハイアーチや浮指など、足の変形と巻き爪は非常に関係しています。

特に昨今は小さなお子さんにまで浮指の症状が見受けられます。文字通り指が地面から浮いている浮指という状態では、時間経過と共に巻き爪が進行しやすいものです。なぜなら、爪は上から皮膚を抑えつけ踏ん張りを効かせられるように役割を担っているのですが、反対に地面から圧力を返されないと爪が平たいままでいられなくなるからです。

ウォーキングなど運動すること自体はとてもいいのですが、満足に足が機能しない状態であれば、せっかくのウォーキング効果も減少しますし、一方で足裏の安定感がなくなり転倒などのケガリスクが上昇します。だからといって、適度な運動をするに越したことはないのですけどね。

まず自分で対処できるのは靴環境を見直すことです。プラスしてインソールなどの靴に合わせるものを取り入れて、足を労わっていきましょう。このように足周りの環境を整備していきながら、実際に運動するなどの動きを加えて本格的にケアしていくのが理想的です。

足のアライメント異常 症例画像
左から外反母趾、浮指、ハイアーチ、偏平足

巻き爪は再発するものだと理解してください

巻き爪の再発は誰でも起こりうる

巻き爪矯正により、爪が安全な角度まで矯正されても、ご自身で足靴環境を変えなければ再発するものと思ってください。例えれば、ダイエットによる脂肪吸引をしても、食生活に変化がなければリバウンドしてしまう。そういったイメージでしょうか。

原因の中には前述した理由以外にも、体質や遺伝的要因、加齢や老化による爪の質の変化などもあり、これだと1つに断定はできなく、大抵複数の原因が重なっているものです。足の爪10本全てが巻き爪であると、遺伝的な要素は強いのですが、やはり多くの方は後天的な要因、つまり普段の爪ケアの問題や、靴や歩き方に原因の比重は置かれます。

確かな原因を探るには、どうしてもネットや本で情報収集しても限度があります。当グループのように巻き爪専門であれば、足の視診で大方想定できます。放っておいても自然に直ることはありえませんから、早めに自分の原因を知っておくだけでも生活が豊になるでしょう。

巻き爪矯正院グループでは、巻き爪矯正を行うだけでなく、爪トラブルの原因を推察し、個々に合わせたアドバイスを行うためのカウンセリングを大切にしております。それにより、巻き爪の再発が少しでも予防できるようにお手伝いをさせていただきます。

自分の巻き爪の原因を知ることでしっかりと巻き爪ケアをすることが健やかな足環境を保つための近道です。
巻き爪で悩んだらぜひ当院へお任せください。

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