巻き爪や陥入爪でお悩みの方はまず、『病院』での受診で治療や治すことを考えると思います。
病院となった場合
皮膚科の対応、整形外科などの外科的治療があり、皮膚科外来などですと、ゲンタシン軟膏などの薬での皮膚に対する治療などが主流、外科的な処置としてはフェノール、鬼塚法といった外科手術が多くなってくるでしょう。
病院での主な処置方法と手術以外の矯正法の違いについてお伝えします。
巻き爪の外科的治療のメリット・デメリット
巻き爪手術のメリット
まず、通常の巻き爪矯正と違い、医療保険がきくので自己負担分が軽減できるのはメリットです。程度などによっても違いますが、陥入爪のフェノール法による手術であれば、自己負担分2万円程度に収まることが多いようです。
そして、矯正のような数ヶ月にも及ぶ長期通院が必要なく、治療が短期間で済むということです。結果、金銭的にも時間的にも負担が少ないのが手術のメリットではないでしょうか。
もちろん手術後に、経過観察の定期通院や程度によっては入院を要する場合もあるようですので、事前に医師の方に相談確認することをおすすめします。
巻き爪手術のデメリット
巻き爪・陥入爪の手術自体の痛み
巻き爪手術経験者が口を揃えて言うのは痛い!ということです。
皮膚に食い込んでいる巻き爪や刺さりこんでいる陥入爪の痛い部分を切除し、その根本の皮膚側もその際には切開、爪の元の細胞がある爪母(そうぼ)ごと切除する鬼塚法。巻き爪や陥入する爪を切除し、その爪母部分をフェノールという薬品を染み込ませた綿棒を差し込み、爪を作り出す爪母細胞である爪母を焼いて再生しないようにするフェノール法があります。
手術前の麻酔自体の痛み
また、麻酔注射自体が非常に痛いのが特徴です。
手術の際にはそのままでは強い痛みを伴うのですが、麻酔をするから安心というわけではなく、手術前に使用する麻酔注射が3ヶ所ほど打たれます。神経の多く通う指先ですので麻酔自体が耐え難い痛みを生みます。多くの巻き爪手術経験者の方のお話をお伺いすると口を揃えておっしゃるのがこの麻酔時の痛みです。
巻き爪手術で痛いのは手術自体より実は「麻酔時」の方
肝心の手術後は?「見た目」と「再発」
肝心の手術あとはどうかというと、必ず巻き爪や陥入爪はある程度改善する例は多いのですが、注意すべきなのは手術直後ではなく、手術から数ヶ月、数年後のスパンで見た時です。
見た目として下の写真のように通常の爪とは図分見た目が変わります。極端に爪がなくなるくらいに幅が狭めれてしまう方もいらっしゃいます。
外科手術後の巻き爪の再発具合はどうかとういうと、外科的な手術をしても再発することはあるということです。
巻き爪や陥入爪で痛みが出ることがない「再発しない」方もいらっしゃることも事実ですが、実際に上の写真の方々も手術したが痛みが再発して仙台巻き爪矯正院に来院された方です。
・幅を狭めた端側がまた巻き込み、皮膚に刺さることで痛みが再発した例
・フェノール法においては焼ききれなかった爪細胞が再生し、棘状になったり、割れて不完全な爪が爪の端から生えてきて再発した例
「痛い思いをして、爪の形が変形し、それでもまた再発してしまうなら手術をしない方がよかった・・・」という手術経験のある患者さんもいらっしゃることを考えると手術は最終手段でよいと考えます。
温存療法 「巻き爪矯正」
痛くない巻き爪治療方法「矯正法」
・手術とは違い皮膚を切ったり、爪を切り上げたりはせず、爪自体を矯正する方法です。
矯正法にはワイヤー、プレート、クリップ、テープ、シールなど様々ありますが、市販でも売っているようなものはお手軽ですがすぐに取れたり、重度の爪には難しいようです。
・ワイヤー矯正法
爪の先端に穴を開け、そこに金属製のワイヤーを通して矯正する方法です。うまく処置すれば痛みがなく矯正効果も期待できますが、爪をのばさなくてはいけなく、ぶつかりやすくワイヤー自体も引っかかりやすいのが特徴です。
・プレート矯正法
爪の表面に適切な位置に貼り付け可能で加工もしやすいので目立たなく邪魔にならないのが特徴です。ワイヤー、プレートともに保険はきかず、程度によって矯正期間が必要です。
当院が採用しているのがこの方法です。
・ガター法
爪に端と皮膚の間に医療用チューブを差し込み痛みを緩和させる。患部の負担は軽減されるが、巻き爪自体の改善は見込めない。
手術・矯正のメリット/デメリットを正しい理解と選択
●それぞれのメリット・デメリットを理解する
外科的手術と手術以外の矯正法、または自分でする様々な対処方法などがありますが、それぞれの特徴、メリット・デメリットを理解した上で、治療方法の選択をすることが望まれます。
しかし、そのためには膨大な知識が必要ですし、自分の巻き爪や陥入爪の状態を把握しなければならないので、一般の方には判断は難しいことも事実ですね。
仙台巻き爪矯正院の無料相談が解決の近道
仙台巻き爪矯正院では月に一度定期的に巻き爪の個別無料相談会も実施しております。
自分の爪の状態、矯正して改善が見込めるのか?それとも手術や病院治療がいいのか?
どのくらいの通院が必要か?本当に巻き爪矯正は痛くないの?
など巻き爪でお悩みの皆様に寄り添ったカウンセリングと提案を行います。
巻き爪個別無料相談会は完全予約制で事前の予約が必要です。
無料相談会は仙台巻き爪矯正院サイトトップに日程表がございますので確認ください。
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仙台巻き爪矯正院 泉院副院長 田中茂雄 編集 寺建文博
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