「外反母趾(がいはんぼし)」という言葉は耳にすることが多いと思いますが、「内反小趾(ないはんしょうし)」という言葉は聞いたことが少ない方が多いかもしれません。
「内反小趾(ないはんしょうし)」とは何なのか。どんな問題が起こってしまうのでしょうか。
目次
・「外反母趾」「内反小趾」とは
・内反小趾になってしまう原因
・内反小趾が酷くならないようにするためには
・最後に
「外反母趾」「内反小趾」とは
「外反母趾(がいはんぼし)」は足の親指の付け根の骨が内側へ出っ張られ、親指が人差し指側へ「くの字」のように曲がり変形してしまうことを言います。
一方で「内反小趾(ないはんしょうし)」とはどこのことを言うのかというと、小指の付け根の骨が外側へ引っ張られることによって小指の骨が内側(親指の方向)へ曲がり、骨が出っ張ってしまうことを言います。

内反小趾になってしまう原因
以下の内容が原因で内反小趾になりやすくなります。
- 「横アーチ」の崩れ
- 足に合っていない靴を履いている
- 筋力の低下
- 歩き方の癖/重心が偏っている
- 遺伝性
「横アーチ」の崩れ
足裏にあるアーチは「横のアーチ」「内側の縦アーチ」「外側の縦アーチ」の3つで、三角形のような形が作られます。その中の1つ、「横のアーチ」が崩れてしまうと、足が平たくなり開張足(かいちょうそく)になります。そこから「内側の縦アーチ」も崩れてしまうと扁平足にもなってしまい、足を支えるバランスが崩れて小指側に負担がかかってしまいます。

足に合っていない靴を履いている
巻き爪や外反母趾になってしまう原因にもなりますが、自分の足に合った形やサイズにしていない場合、親指や小指に圧迫がかかり変形する原因となります。
筋力の低下
高齢者だけではなく、運動不足により筋肉量が低下してしまうため、足底の筋力が衰えてしまい指が正しい位置で保つことが難しくなるためアーチの崩れにつながります。
歩き方の癖/重心が偏っている
外側重心で歩く癖があると、外側の筋肉が使われ負担が集中してしまい足裏のバランスが崩れてしまいます。 また、負担のかかり方によって骨格の崩れ「O脚」や「X脚」になります。
遺伝性
生まれつき関節や靭帯が柔らかい体質の方や、家族に内反小趾や外反母趾の方がいる場合は、骨格が似るため発症リスクが高くなります。
内反小趾が酷くならないようにするためには
●靴の見直し
・自分の足に合ったサイズを選ぶこと。
・靴は自分の足の長さから+1㎝くらい余裕がある物を選ぶ。
・足と靴が一体になるように、足の甲を止めることが出来る紐靴が良いです。(ゴム紐は✖)
・足のアーチをサポートすることが出来る中敷きを活用すること。
靴を履く際は、「つま先トントン」ではなく、「かかとトントン」で踵に合わせ指先は動かせるくらいの余裕を持ちましょう。指が動かせることにより、指先を使って歩くことができます。
また、紐靴でしっかりと足と靴を一体にすることで靴の中で滑ってつま先に圧迫がかかることが無くなるので、紐を結んだままの状態で脱ぎ履きせず、足首部分だけ結んだりもしないでつま先側から紐をしっかりと締め上げると良いです。
インソールを入れることにより、崩れてしまっている足のアーチがサポートされるため、外側への荷重や衝撃を分散させることができます。
●歩き方の見直し
・普段の歩き方がどうなっているか、一度見直してみましょう。
かかとを着けた後につま先を地面についた先がまっすぐ平行になっているか。踵よりも外側へ着いていないか。もしくは内側へ着いていないか。
・指先までしっかりと使って蹴りだして歩く意識をする。
指の先まで使って蹴りださず、指の腹をついて歩いているかたが多いです。 指先を使って蹴りだす際は、足裏・足首・ふくらはぎを意識していきましょう
●足指のストレッチや運動
・グーパー運動
足の指を思い切り「グー」と握り、その後「パー」と大きく開く動作を繰り返す。
やりすぎは良くないため、初めはゆっくり5~10回程度で良いです。
Point:「グー」にするときは、手でグーをするように関節が曲がってこぶしがポコポコ出るのが理想です。
・足指伸ばし/ストレッチ
手で足の小指をやさしく外側に伸ばしたり、足指の間の水かき部分をほぐして柔軟性を高める。
Point:タオルギャザーばかり行うと、かえって小指を曲げた状態が固定化されてしまう場合もあるので、指をしっかりと「広げる・伸ばす」動きをバランスよく取り入れると良いです。
最後に
1つのことだけに集中してしまうと、他の部分の崩れなども出てきてしまうため、全体的にバランスよく行うようにして足の見直しをしていきましょう。

